軽自動車DIY整備記録

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オルタネーター分解・修理 ① ブラシ交換

オルタネーターのオーバーホール

オルタネーターは車輛に搭載されている発電機で、エンジンの回転を利用して発電し、車輛内の電源を賄っている重要部品です。

今回、所有する車の走行距離が30万キロ目前になったので、確実に消耗限界にきているブラシやベアリングを含め、オルタネーターを分解してオーバーホールすることにしました。


新品のオルタネーターは、純正部品であれば価格が4万円以上するため、大抵の人は中古品に交換することになると思います。
中古品も市場に多く出回っていて安価で手に入れることが出来ます。

メガキングドットコム

ぶひん屋 楽天市場店

中古オルタネーターの消耗した部品のみを新品に交換したものがリビルドオルタネーターで、当然、中古品よりも高額になりますが、ほとんどの人がリビルドオルタネーターに交換していると思います。

NCC部品センター

部品堂

自動車部品専門店 Parts Style


値段から推察すると、リビルドオルタネーターはブラシとベアリングを交換したものがほとんどで、レクチファイアなどの電気回路系統の交換はしていないと思います。

今回、同様のオーバーホールならばDIYで出来ると考え、ディーラーでブラシとベアリングを購入して交換することにしました。

純正品番MD618689:ブラシ 注文時には2個必要です。
純正品番MD619356:ベアリング(大)
純正品番MD611928:ベアリング(小)
オルタネーターのブラシとベアリング

オルタネーター分解

車から取り外したオルタネーターの純正品番はMN115054。
別記の番号もありA1TG0091。電圧12V、電流70Aとあります。
リビルド品を購入すると番号が違っている場合があるようですが、取り付けには問題ないようです。
オルタネーター純正品番MN115054

最初の難関はプーリー外しでしょう。
プーリーは空回りするので、通常の工具では外す事は出来ません。
Vベルトをプーリーに巻き付け、インパクトレンチでやっと外れます。

AP ハイパワーAC電動インパクトレンチ

ブラシと小さいベアリング交換だけならば、プーリーを外す必要はありません。
インパクトレンチでオルタネーターのプーリーを外す

オルタネーターの外周に止められている4本の8ミリボルトを外します。
ドライバーでも外すことが出来ますが、固着が酷いのでソケットを使うのが無難です。

プラスチックハンマーで叩きながら少しずつ分解していきます。
プーリー側のドライブエンドフレーム、ローター、ステーターとリアエンドフレームの3つに分解します。

ステーターとリアエンドフレームも分解できますが、実はステーターコイルが中でネジでレクチファイアに固定されているので、無理に離そうとするとステーターコイルや中にあるレクチファイアが破損します。
小さいベアリングが奥で嵌っているので引き抜きにくいですが、プラスチックハンマーでうまく引き抜いて画像のように分解します。
オルタネーター分解

レクチファイアに止められている3本のネジを外します。
2本はブラシホルダーを固定してるネジで、簡単に外すことが出来ます。
ただ、1本だけコイルの真下にあるネジは、コイルが干渉してドライバーが入りません。

コイルをリアエンドフレームから少しだけ浮かし、コイルをずらすことによってドライバーをねじ込んで何とか外すことが出来ました。
この時、コイルに無理な力がかかるので細心の注意払います。

リアエンドフレーム裏側にはB端子を固定しているボルトがあるので、これも忘れずに外しておきます。
これでやっとステーターコイルをリアエンドフレームから引き抜くことが出来ます。

ブラシ交換

引き抜いたステーターコイルはレクチファイアにハンダ付けされていて、コイルを引き抜くと同時に一緒に出て来ます。
少々の衝撃で壊れるような部品ではないと思いますが、それでも電装品なので取り扱いには要注意です。
レクチファイアが壊れていれば代替品は無いと思うので、純正品を注文するしかないと思います。
オルタネーターのコイルとレクチファイア

ブラシを保護しているプラスチックカバーを取り外し、はんだ付けされている古いブラシを外します。

はんだ付けされている部品の交換は、古いハンダが部品取り外しの邪魔をするため、取り除く必要があり、ハンダ吸い取り線は欠かせません。

HAKKO/白光 はんだ吸い取り線 87-4P 2.5mm

ハンダ吸い取り線で古いハンダを取り除きます。
電極が狭いので、半田ごてはワット数の高いモノを使った方が作業がスムーズです。

白光ジュニア 半田ごて 100W

オルタネーターのブラシ交換

古いはんだを取り除いたら、すり減ったブラシを抜き出します。
ブラシは引っかかっているので、フックを使って抜き出しました。
新品のブラシをセットしてはんだ付けします。
また、ハンダ付けはフラックスを塗っておくと電極に馴染み易くなります。

白光 鉛フリー対応フラックス 20ML (FS200-01)

取り付けたブラシがローター接触部に大きく飛び出しているので、このままではローターを挿入することが出来ません。
レクチファイア部にブラシを仮止めするための穴が開いているので、ここに細長い棒を挿し込んでブラシを仮止めしておきます。
ブラシを交換したオルタネーター

指でブラシを押し込み、六角レンチを使って更に奥に押し込んで、そこへ長い針を穴に挿し込んでブラシを仮止めしました。
穴に挿し込む棒は、針金では柔らか過ぎてブラシが飛び出て来て役に立ちませんでした。
オルタネーターのブラシを仮止めする

ブラシの新旧比較です。
ブラシ横に刻印されているラインが使用限界なので、もう10万キロ使うことが出来たでしょうか?

私は無駄なアイドリングをしませんが、走行距離30万キロでこれくらいの摩耗になります。
残りのブラシの長さを見ると、アイドリング時間が長い人でも30万キロは余裕で持ちそうです。
と言うことで、オルタネータの寿命は30~35万キロになります。
オルタネーターのブラシ 新旧比較

この後は、ベアリングを交換して本体を組み立てていきます。
オルタネーター分解・修理 ② ベアリング交換

ミニカ整備記録

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オルタネーター分解・修理 ② ベアリング交換

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