ワンセグ フィルムアンテナ 貼り直し
2回のフロントガラス交換
フィルムアンテナを貼り直す事情は人それぞれだと思います。
私の場合はフロントガラス破損によるもので2回交換しています。
1回目はガラス交換業者で、2回目は自分でフロントガラスを交換しました。
フロントガラス DIY交換
いずれにせよ、フロントガラス交換=フィルムアンテナ貼り直しとなります。
ドライヤーで温めながらアンテナを剥がして再利用する方法もありますが、きれいに剥がし取るには熟練が必要で、市販品を新しく貼り直した方が効率的です。
汎用・補修用フィルムアンテナセット
1回目に交換したフロントガラスには、前の車検ステッカーは貼り付けられていましが、フィルムアンテナは貼り直されていませんでした。基本的に作業対応外のようです。
以前購入したカーナビにはワンセグ機能が搭載されていて、付属品としてブースター付きアンテナ端子とフロントガラスに張り付けるフィルムアンテナが同梱されていました。
持っているカーナビはユピテル製のものですが、ユピテルが別売りで販売しているフィルムアンテナは、アンテナケーブルとセットになっています。
サードパーティーからも代用品が販売されていて、かなり安くなります。
【ユピテル】ポータブルナビ用ワンセグTVアンテナ/フィルムタイプOP-A1S代用品
フィルムでフロントガラスに貼り付けるタイプの他に、好きな場所に取り付け、取り外し出来るロッドタイプのアンテナを吸盤で貼り付けるタイプもあります。
ユピテルYERA ポータブルナビ用 ワンセグTVアンテナ 吸盤タイプ OP-A1S 代用品
所有のカーナビは、情報が古くなっているので長く使うつもりはないし、アンテナケーブルは再利用できそうなので必要なし。必要なのはフィルムアンテナのみ。
カー用品店に行くと、有名メーカーのフルセグ用フィルムアンテナを販売しているのですが、対応したモノは見当たりませんでした。
やはり通販が取扱い量、値段ともにバリエーションが豊富です。
フィルムアンテナ 両面テープ 地デジ 3M 選択式 載せ替え
各メーカー対応 補修・張替 ワンセグ フィルムアンテナ/フルセグ/地デジ AD-300F2 両面テープ付 日本製
フィルムアンテナ取り付け準備
中古カーパーツ店の「アップガレージ」で、汎用の補修用フィルムアンテナを売っているのを思い出し、サイズ的に取り付けられそうだったので購入してみました。
カーナビに付属していたフィルムアンテナは、あらかじめ1枚の大きいフィルムに2本のアンテナがL字形に貼られていて、フィルムをフロントガラスに貼り付けた後、そのまま剥がせば、アンテナが綺麗に貼りつくようになっていたのですが…。
このフィルムアンテナ、長短2本のアンテナが平行にセットされていて、L字に貼り付けられるようになっていません。
とりあえず、安く済ませるにはこれしかなかったので、最悪の場合、カッターで切ることも考えつつ購入しましたが、手持ちのケーブルに取り付け可能かサイズを測ってみます。
ケーブルのアンプ部のサイズで、特に気を付けなければいけないのは電極の間隔でしょう。
この間隔がアンテナのアンプ接に触部する電極の間隔と同じでなければ、取り付けは不可能です。
また、アンプ部をガラスに貼り付けるための両面テープは、カットして自作することになります。
フィルムアンテナ2本のサイズは裏面に書いてあります。
長い方の全長102㎜、短い方の全長記載なし(実測約52㎜)。
アンプの接触部分は実測で約10㎜×10㎜の正方形。
このままでは電極の間隔が合わないため、カッターで切り取って調整することになります。
2本のアンテナを平行に貼るか?L字に貼るか?
これは、電波塔から出ている電波が「水平偏波」なのか「垂直偏波」で決まってきます。
水平偏波に対してはアンテナを水平に、垂直偏波なら垂直に設置します。
水平偏波が一般的ですが、垂直偏波になっている地域が全国各地にあり、家屋に設置する場合はその地域に適したアンテナを建てる必要があります。
移動することが前提である自動車なので、水平・垂直どちらの電波も受信できるようにL字に貼り付けることにしました。
もとのフィルムアンテナがL字になっていたのも同様の理由かどうかは分かりませんが…。
問題は、2本のアンテナをどうやってL字に貼り付けるか。
少々曲がっていても実用には差し支えないですが、作業する以上綺麗に貼りたいのは人の情。
フィルムアンテナ貼り付け
フィルムアンテナの貼り付けには、商品梱包用の厚紙を使いました。
厚紙の角の部分が直角になっているので、これにフィルムアンテナをL字に貼り付けます。
カッターでフィルムアンテナを2本に切り離します。
事前にアンプ部の電極とアンテナの接点部分の寸法を測っておき、薄~く文房具用のスティック糊を塗って、厚紙の角の部分に2本のアンテナが直角になるように、ガラス面に貼る側を上にして正確に貼りつけます。
これをそのままフロントガラスに押し付ければ、L字にフロントガラスに貼り付けられるはず…。
フロントガラスの外側から、水性マーカーでガイド代わりの線を描きます。
ガラスにアールがついているのと、傷がつくのが嫌だったので定規は使いませんでした。
商品の梱包用の厚紙が直角に裁断されているので、これを定規代わりにして線を引きました。
貼り付け位置を試して何度かマーカーで描き直しました。
貼り付け位置を決めたら本付けに取り掛かります。
アンテナ貼り付け面、つまりフロントガラス側の保護シートを剥がし…。
青いマーカーで描いたラインに合わせて、厚紙ごとフロントガラスに押し付けます。
厚紙を取ると、アンテナだけがガラスに貼りつくという寸法です。
これでほぼ直角にアンテナを貼り付けることが出来ました。
アンプ部取り付け面、つまりアンプ部とアンテナが接触する側にも薄い保護フィルムが貼り付けられているので剥がします。
剥がし忘れてアンプ部を貼り付けると、アンテナとアンプ部の電極が接触しないためアンテナが機能しません。
アンテナを取り付けたのに感度が上がらない人は、保護フィルムを剥がし忘れていないか確認します。
アンテナケーブルのアンプ部貼り付け
1回目のフロントガラス交換は、ガラス屋さんがアンプ部に両面テープをは貼ってくれていました。
アンテナも貼り直してくれていたら有難かったんですけど…。
2回目のガラス交換はDIYだったので、自分で両面テープをカッターで成型して自作しました。
剥がれにくい専用の両面テープを使用する方が無難です。
アンテナケーブルも交換するならば、コネクター形状が各メーカーで異なるので注意が必要。
フィルムアンテナ用ケーブル ブースター内蔵型 コネクター形状選択可能
アンテナとアンプ部が正確に接触するように気をつけて、フロントガラスに取り付け完了。
車の正面から。正確に貼られていることを確認し、ガラスに描いたマーカーの線を拭き取り、コードを隠したら終了です。
2回目のフロントガラス交換後に、暫くの間、アンテナケーブルをインストルメントパネルの上に放置していた時はロクに電波を拾わなかったのですが、フィルムアンテナを貼り直した途端、しっかり拾うようになりました。
やはり効果はあるのだと改めて実感しました。
フィルムアンテナでは受信が安定しなければ、強力ブースター付きのモノに交換すれば少しは良くなるかも知れません。
地デジアンテナ ワンセグアンテナ 硬質アクリルアンテナSMA 強力ブースター付
フルセグ対応で、移設可能、ロッドアンテナよりも見た目が良さそうです。