ヘッドライトバルブ交換
ミニカは面倒臭い
ヘッドライトバルブは交換保安部品であり、ユーザー車検を受ける時のチェック必須事項の1つです。
ヘッドライトバルブが切れた状態では車検には通りません。
普通の軽自動車の場合、交換作業はバルブを取り換えるだけで終わります。
ところが、ミニカの場合はそうはいきません。
右側のヘッドランプ交換の場合、エアクリーナーが邪魔をしているためエアクリーナーの部品を全部取り外す必要があります。
これはポジションランプ交換の場合も同じです。
左側も、作業性向上のため冷却水のリザーバータンクも取り外すことになります。
エアクリーナーボックス取り外し
右側のヘッドライトのバルブから交換してきます。
右ヘッドライトのバルブ交換場所は、エアクリーナーボックスの裏側にあるため、エアインテークタンクとエアクリーナーボックスを取り外します。
詳細はエアインテーク取り外し参照。
ヘッドライトにある変わった形状のボルトは光軸調整用なので触らないようにします。
間違って触ってしまった場合は、光軸調整をすることになります。
ヘッドライトバルブ交換
コネクターを引き抜きます。
コネクターは相当固く、引っ張ると中のバルブを固定している金具ごと出て来ます。
部品が壊れるのではないかと心配になります。
カプラーは、破損させて取り付け出来なくなると、かなり厄介なことになります。
カプラー外し専用工具を使えば、破損させないで取り外すことが出来ます。
意外と頑丈にできていて壊れたりしたことはありません。
捩じったりしながら、とにかく外すしかありません。ここで作業時間の大半を取られます。
突然抜けるので、けが防止のために軍手は着けておいたほうが良いです。
自分は、軍手を着けると力が入らないので、周りにタオルを掛けて抜いています。
ゴムカバーも外します。
カバーにはめくって外すためのゴムの突起が付いていますが、長年使用していれば劣化してちぎれる可能性があるので慎重に外します。
ゴムカバーが外れると、中には留め金で固定されたヘッドライトバルブが見えます。
ヘッドライトバルブは、金属の留め金を引っ掛けて留めてあります。
新品に交換する前に、取り付け方をよく見ておいたほうが良いです。
ロックされている留め金を外して…。
手前に引けば、バルブのロックが外れます。
指を突っ込んで、そのまま古いヘッドライトバルブを取り出します。
取り換えるバルブはH4ですが、販売されているバルブはH4uしか見たことがありません。
「u」はユニバーサル=互換性アリの意味で、H4指定のバルブにH4uを取り付けることが出来ますが、H4u指定のバルブにH4を取り付けることは出来ません。
ミニカはH4バルブ指定なので、H4、H4uどちらも取り付けることが出来ます。
バルブのツメの部分とヘッドライト側の受け部分の位置を合わせて正確に取り付けます。
ゴムカバー、コネクターを元通りにして、エアクリーナーボックスなどの外した部品を取り付ければ終わりです。
バルブが正確に取り付けられていれば、光軸がずれることはありません。
車によっては説明書に交換方法が載っているのですが、ミニカには記載がありませんでした。