軽自動車DIY整備記録

現在使用しているスバルGF-RA1プレオ、かつての愛車ミツビシH42ミニカの整備記録と日常DIY生活の紹介です。

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PCVバルブ洗浄

車検時の点検項目

PCVバルブは、シリンダーヘッド内で発生したブローバイガスをスロットルボディへ還元し、再利用するために取り付けられた逆流防止弁です。

小さな部品ですが、壊れるとエンジンのアイドリング不調の原因の1つになります


タペットカバーに取り付けられているので、エアインテークタンクを取り外す必要があります。
詳細はエアインテーク取り外し参照。
3G83エンジンに取り付けられたPCVバルブ

PCVバルブはゴム製のガスケットを介してタペットカバーに取り付けられています。

ガスケットが硬化していると、取り外した時に破片がシリンダーヘッド内に落ちてしまう可能性があるので要注意です。落としてしまった時は、タペットカバーを外さなければいけません。

PCVバルブはプラスチック製なので、無理な力をかけると破損します。根元部分を持ってゆっくり引き抜きます。
取り外したPCVバルブ

PCVバルブは逆流防止弁になっていて、シリンダーヘッド側からスロットルボディ側へは通気しますが、逆方向には通気しません。

チェック方法はいたって簡単で、口で息を吹き込んで確認します。

息を吹き込んでみると弁が開きっぱなしになっていて、どちら側にも通気していました。
PCVバルブ

バルブ洗浄

見てみるとオイルのスラッジが弁の隙間に入り込んでいて、弁が閉じなくなっていました。

ブレーキパーツクリーナーで、バルブを洗浄してスラッジを吹き飛ばしました。
再確認では、問題なく片側だけに通気していました。
PCVバルブの洗浄

大気汚染防止のために取り付けられていて、車検での点検項目の1つになっています。

似たようなチェック方法で確認する装置にチャコールキャニスターがありますが、それよりもチェックしやすい部品です。

車検場の検査官にチェックされることはありませんが、オイルスラッジが詰まり易いので、車検前にはにチェックしておきましょう。
PCVバルブのチェック

ミニカ整備記録

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