ポジションランプ交換
定期交換部品
ポジションランプはスモールランプ、車幅灯とも呼ばれ、交換保安部品であり、ユーザー車検を受ける時のチェック必須事項の1つです。
ポジションランプが切れた状態では車検に通りません。
普通の自動車の場合、ポジションランプ交換作業は、カバーを外してバルブを取り換えるだけの作業で終わることが多いと思います。
ところがミニカの場合、他の部品が邪魔になって簡単に交換することが出来ません。
特に、右側のポジションランプ交換の場合は、エアクリーナーボックスが邪魔をしているため、エアクリーナー関係の部品を全て取り外す必要があります。
これはヘッドランプ交換の場合も同様のことが言えます。
左側は、右側ほど面倒ではありませんが、作業性向上のため冷却水のリザーバータンクも取り外すことになります。
エアクリーナーボックスの部品取り外し
右側のポジションランプ交換から始めます。
エアインテークレゾナンスタンクとエアダクト、さらにエアクリーナーボックスも外します。
詳細は、エアインテークタンク取り外しを参照。
ポジションランプカプラーは、ヘッドライトバルブの右上奥にあります。
他のコードが邪魔をしていて見えにくい上に、作業もしにくくなっています。
指がやっと入るような状況で、非常に狭くなっています。
ポジションランプ引き抜き&ランプ交換
ポジションランプカプラーは、反時計回りに回すと抜けます。
カプラーは固着している場合が多く、手で回すことが出来ない時は、カプラーを壊さないようにプライヤーで軽く挟んで回しています。
カプラーは、破損させて取り付け出来なくなると、かなり厄介なことになります。
カプラー外し専用工具を使えば、破損させないで取り外すことが出来ます。
はめ込みがピッタリの位置でないと抜けないので反対側から見て確認します。
作業を邪魔するコードは配線チューブにまとめられていて、自由に取りまわすことが出来ません。
ポジションランプカプラーにはソケットがセットされています。
ストッパーを解除すれば外すことが出来ますが、このままで電球を交換できます。
取り付けるランプは、T10 12V/5W。ソケットから引き抜いて交換するだけです。
スタンレー メーター ウインカー ポジション 2個入り 12V5W 【T10】
ランプを交換、点灯することを確認し元通りに取り付け、取り外したエアクリーナー関係の部品をて右側は終了です。
ついでにエアエレメントのチェックをして、上下をひっくり返してセットしています。
左側のポジションランプは簡単
左側は冷却水のリザーバタンクが邪魔なので取り外します。
タンクのキャップを外してホースを引き出すと、作業スペースを確保出来ます。
今度はウォッシャー液タンクフィラーが邪魔をしています。
これは取り外すことが出来ないので、この状態での作業になります。
右側同様、ポジションランプを反時計回りに回して取り外します。
ポジションランプのカプラーから切れたバルブを引き抜いて、新しいバルブを取り付けます。
点灯を確認してカプラーを戻し、リザーバータンクも元に戻して左側終了です。
右側と比べれば簡単です。
ヘッドライトバルブ、ポジションランプともに、約2年で切れてしまいます。
同時に切れてくれれば作業の手間が省けるのですが…。
以前、激安のLEDバルブに交換したことがありますが、3ヶ月で壊れて以来、手を出していません。
激安のLEDバルブですが、発熱によってソケット挿し込み部分のプラスチックが黒く焦げてしまい、使い物になりません。