軽自動車DIY整備記録

現在使用しているスバルGF-RA1プレオ、かつての愛車ミツビシH42ミニカの整備記録と日常DIY生活の紹介です。

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パワーステアリングオイル交換

あまり交換しないオイル

パワーステアリングオイルは、車の操舵を補助する油圧式のパワーステアリング機構において用いられるオイルで、正式名称はパワーステアリングフルード(PSF)と呼ばれます。

車種によってはオートマオイル(ATF)を使用するように指定されている場合もあり、注意が必要です。
交換目安は走行距離10万キロの場合が多く、無交換の場合もあります。
メーカ指定のパワステオイルを使用することが望ましく、市販のオイルとの相性が悪いと配管内の樹脂類を劣化させる可能性があります。


ミニカのパワーステアリングオイルは、サービスマニュアルに交換時期の記載がありません。
それでもオイルが劣化すると、漏れなどのトラブルの原因になります。

個人的には、5万キロから交換を意識し始め、10万キロに達する前に交換しています。
だいたい2年サイクルで交換することになるので、車検前に交換することが多いです。

簡易的な交換方法

交換することをあまり聞かないオイルではありますが、以下に手順を列記した希釈法と呼ばれる方法ならば、1番気軽に交換できるオイルでもあります。

希釈法によるパワステオイル交換方法
  1. スポイトを使って、リザーバータンク内のオイルを半分抜く。
  2. 新しいオイルを注ぎ足す。
  3. ハンドルを左右いっぱいに回してオイルを循環させる。
  4. 1~3の作業を繰り返す。

こうすることで、次第に古いパワステオイルの濃度を下げ、相対的に新しいパワステオイルの濃度を上げていきます。

ただし、この方法では完全に新しいパワステオイルに交換することは出来ません。
しかも、1の作業で抜いたオイルには、新しいオイルも混ざっているため、無駄にしてしまうことになります。

希釈法によるパワステオイル交換は、非常に簡単な方法ではありますが、この様な理由から個人的には面倒ですが全量交換しています。

いずれの方法で交換するにせよ、オイル交換しないより、交換する方が車にとって良いことに変わりないと思います。

パワーステアリングオイルのリザーバータンク周りの養生

パワステオイルを交換した後に、エア抜きのためステアリングを何度も左右いっぱいに回すので、事前に車をジャッキアップしないとタイヤが擦り減ります。
詳細は、ジャッキアップポイントを参照。

エアインテークレゾナンスタンクとエアダクト、さらにエアクリーナーボックスも外します。
詳細は、エアインテークタンク取り外しを参照。

リザーバータンク周辺は、オイルまみれになるのでしっかり養生しておきます。
特に、近くにはVベルトがあるので、オイルがかからないよう注意が必要です。
それでも完全にはカバーしきれないので、ウエスを何枚か用意しておきます。
パワステオイル交換 周辺の養生

リザーバータンク・ホース引き抜き

リザーバータンクには2本のホースが付いています。
手前の太いホースがオイルを送るセンドホース、奥の細いホースがオイルの戻るリターンホースになります。
抜くのは奥側のリターンホースになります。
パワステオイルのリザーバータンクのセンドホースとリターンホース

リターンホースを引き抜いた瞬間、リザーバタンクからオイルが落ちてくるので、ホースを引き抜く前にパワステオイルをスポイトで出来るだけ吸っておきます。
タンク底部には網が張ってあるので、オイルを全部吸うのは無理です。
リザーバータンク内のパワステオイルを抜き取る

エア抜き作業までは、必ずエンジンを切った状態で作業を行います
エンジンをかけた状態でホースを引き抜くと、オイルポンプが回って、あっという間にホース内のオイルが無くなります。

リターンホースに取り付けてあるクリップを外してホースを引き抜きます。
リザーバータンクの固定ボルトを外して、タンクをボディから取り外した方が作業しやすいです。
作業スペースの確保上、エアクリーナボックス関係は全部取り払う方が良いと思います。
リザーバータンクからリターンホースを引き抜く

ホースを引き抜いた瞬間、リザーバタンクからオイルが落ちてくるので、紙コップか何かで、落ちてくるオイルを受けます。
リターンホースからもオイルが出て来ますが、ジワ~っと出てくる程度なので指で押さえ、先にリザーバタンクからのオイルを処理します。
リザーバータンクから漏れるオイルを受ける

リザーバタンクからのオイルの処理が終わったら、外したリターンホースを、用意したペットボトルに突っ込んで適当な場所に固定します。
ホースを見ると、じわじわと古いオイルが出て来ています。
パワステオイル交換のセッティング

リザーバタンクのリターンホース側の口からはオイルがダダ漏れ状態なので、キャップで栓をしておきます。
適当なキャップが無かったので、ビニールを被せて輪ゴムを巻き、オイル漏れを止めました。

パワーステアリングフルード注入

交換するパワステオイルですが、やはり純正品を使っています。
量販店で市販品を購入するより入手しづらいですが、こればかりは、他のメーカーのパワステオイルは使いたくありません。

純正品番:4039645 ダイヤクイーンPSF(パワーステアリングフルード)
通販では、三菱純正の名前では販売されていませんが、日産純正で同じものが販売されています。
交換に必要なパワステフルードは0.65Lなので、1缶の1Lで十分です。

パワステフルード ダイヤクイーン・PSF 日産純正 PITWORK ピットワーク


エンジンを停止させた状態で、リザーバタンクに新しいオイルを入れます。
古いオイルが赤黒いのに対して、パワステオイルが奇麗な赤色であるのが見えます。
適量を入れたら、ハンドルを左右目一杯に何回か切り回します。
パワステオイルを入れる

すると、リターンホースから古いオイルが押し出されてペットボトル内に溜まり、リザーバタンク内のオイルが減るので新しいオイルを注ぎ足していきます。
この作業を繰り返すことで、ホース内の古いオイルが押し出されて新しいオイルが充填されていきます。
ペットボトル内の古いオイルの色を確認するので、オイルはこまめに捨てたほうが良いでしょう。
抜け出てくるパワステオイル

ペットボトルから出てくるオイルが綺麗な赤色になったら終了ですが、結構分かり辛いので気の済むところで切り上げ、外したリターンホースを元通りに戻します。

リターンホースをリザーバータンクに取り付ける時は、リザーバタンクの栓を外すことになるので、どうしてもエンジンルームにオイルをぶちまけることになります。
画像では分かりにくいですが、手はオイルでベットリになっています。
リターンホースをリザーバータンクへ取り付ける

パワステポンプ内のエア抜き

ホース内には空気が残っているので、エア抜き作業を行います。
エンジンをかけない状態でハンドルを左右いっぱいに数往復切り、ホース内に溜まっているエアーを抜きます。リザーバタンク内のオイルが減ったら適宜注ぎ足していきます。

ある程度エアーが出なくなったら、オイルの量が適正に入っているか確認してエンジンをかけます。
タンク内のオイルの量に注意しながら、ハンドルを左右いっぱいに何往復か切ります。
ホース内に混入しているエアーが抜けるとリザーバタンク内のオイルが減っていくのでオイルを注ぎ足していきます。

エア抜きが終了したらエアーフィルターボックス等を元通りにして終了です。
取り付けたホース、各配管の継ぎ目からのパワステオイルの漏れもチェックしておきます。


古いオイルと新しいオイルを見比べてみれば、その差は歴然です。
本来のオイルの色は右側のように真っ赤で、古いオイルは汚れていることからオイル性能の劣化は既に始まっています。
定期的に交換すると後々のトラブル回避につながると思います。
パワステオイル 新旧比較

パワステオイルを交換したからと言って、劇的にハンドリングが変わったりはしません。
逆に、変化が分かるようならば、ステアリング機構にすでに隠れた問題が発生している可能性を疑ってしまいます。
いつもと変わらない状態にしておくことがメンテナンスだと思っています。

ミニカ整備記録

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