軽自動車DIY整備記録

現在使用しているスバルGF-RA1プレオ、かつての愛車ミツビシH42ミニカの整備記録と日常DIY生活の紹介です。

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Vベルト交換

切れたら立ち往生

Vベルトは、エンジンの回転を利用してオルタネーター(発電機)、ウォータポンプ、パワステオイルポンプ、エアコン・コンプレッサー等を回しています。

エアコンはともかく、パワステオイルポンプが回らなくなると、パワステが効かなくなりハンドルが重くなるため操舵に支障が生じ、大変危険です。
また、オルタネーターとウォーターポンプが回らなくなると、バッテリー切れかオーバーヒートのどちらかを起こすことになり、走行不能に陥ってしまいます。

走行中にベルトが切れてからでは手遅れです。
普段からマメにチェックして、劣化が見られたら交換が鉄則です。

ベルトの交換時期は、エンジンルームから覗いてベルトにヒビが見られたら即交換です。
外観に問題が無くても、雨の日にエンジンルームから「キュルキュル」と音がすれば、Vベルトが劣化している可能性が高いです。

純正品を付けていた頃は、数か月に1度ラバー保護剤を吹き付けていて、20万キロ走行してもヒビが見られず、そのまま無交換でした。ただ、雨が降るとベルトが鳴き始めるようになったので交換することにしました。
ラバー保護剤は、ブーツ、ベルト類のゴム製品には、かなりの効果があるのでお勧めです。

KURE ラバープロテクタント 300ml

交換作業の下準備

エアクリーナーボックスを外して、上と下から手を突っ込んで交換すれば作業がはかどります。
取り外しの詳細はエアインテークタンク取り外し参照
3G83エンジンの古いVベルト

右タイヤハウスのカバーも取り外します。
ここで、特に注意するのがプラネジです。
プラネジ後ろに、KTC製のような厚みの薄いクリップリムーバーを挟み込んで、手前に浮かした状態で回さないと空回りします。
KTC クリップクランプツール アングルショート中

しかも、ネジ穴が柔らかく、ドライバーで何度も外していると、プラネジの頭が潰れてしまい、ドライバーが使えなくなります。
何度か同じ失敗を繰り返していて、その都度、強引に引きちぎりました。

どんなに丁寧に外しても、次第にネジ山が潰れていきます。ここも定期交換部品です。
このクリップは、バンパーを固定しているクリップと共用です。
純正品番MB253964 クリップフロントバンパー

社外品ならもっと安く入手できます。
【スクリベット MB253964】 三菱系 10個

ミニカ タイヤハウスのクリップ

ベルトテンショナーを緩める

カバーを外せたら、正面にベルトテンショナーが確認できます。
ベルトテンショナーには1/2"(12.7㎜)の穴があり、ここにラチェットレンチか、スピンナーハンドルを入れ、反時計回りにいっぱいに回します。
長いスピンナーハンドルがあれば、力が無くても楽に作業できます。
スピンナーハンドルで力を加えるので、ジャッキスタンドを掛けないと危険です。

PWT 1/2インチ スピンナーハンドル 505mm

3G83エンジンのベルトテンショナーを回す

後ろの穴と手前の穴が同じ位置に来たら、ドライバー等を差し込んで固定。
これでVベルトにかかっているテンションが解除されてベルトを外せます。
ベルトを外す前に、掛かっていた位置をしっかりと把握しておきます。
3G83ベルトテンショナーの固定

Vベルト交換

ベルト交換自体は難しくありません。うまく引っかけるのが面倒で、少し時間がかかるだけです。
ベルト交換出来る状態に他の部品を外すまでの方が、余程手間と時間がかかります。

スペースが狭いので、真横からの写真が撮影できませんでした。参考までに図解しておきます。
Vベルトと各プーリーには溝が刻んであるので、溝に正確に嵌っていないとエンジン始動時に外れたり、最悪の場合ベルトが切れます。
ミニカ Vベルトの掛け方

純正品番MR988922 ファンベルト。一番安心ですが、6000円をオーバーします。
社外品でも有名メーカーのモノならば、品質は同等で値段は半分です。

バンドー ファンベルト 4PK1540T

三ツ星 ファンベルト 4PK1542L


1人で作業を行うと、途中で掛けてあったベルトが外れたりして先に進みません。
最初にウォータポンププーリーにベルトをかけ、洗濯バサミで仮止めしておき、車前方のパワステオイルポンプ、エアコンプーリーと後方のオルタネータにベルトをかけて…
洗濯バサミでウォータポンププーリーにベルト挟む

オルタネータからクランクプーリーに掛け、クランクプーリーに洗濯バサミで挟んでおきます。
各プーリーにはVベルトを掛けるための溝が切ってあるので、ベルトの溝に合わせて取り付けていきます。
洗濯バサミでクランクプーリーにベルト挟む

最後にアイドラプーリーに掛けます。
アイドラプーリー以外にはVベルトの溝があるため、嵌めにくくなっています。
色々試しましたが、ベルトを掛けやすいアイドラプーリーに最後に掛けるのが1番楽でした。
ミニカ Vベルト交換

それぞれのプーリーの溝にベルトが嵌っているか確認します。
最後にテンショナーを固定しているドライバーを外して、テンショナーをゆっくり元の状態に戻し、ベルトにテンションを掛けます。

エアクリーナーボックスとタイヤハウスカバーを取り付けて終了です。

前のオーナーが残した車検費用の内訳を見ると、Vベルト交換は工賃込みで13000円でした。
若干の工具が必要ですが、作業の難易度はそこまで高くはありません。
自分で作業を行えば半額以下の費用で済みます。

ミニカ整備記録

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摩耗していくため定期的な交換が必要です。

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