軽自動車DIY整備記録

現在使用しているスバルGF-RA1プレオ、かつての愛車ミツビシH42ミニカの整備記録と日常DIY生活の紹介です。

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プレオのジャッキアップポイント

下回りメンテナンス作業の基本

プレオの取扱説明書に書かれているジャッキアップ方法は、ドアの下側にあるサイドシルと呼ばれる部分にジャッキをかけるように解説されています。

あくまでも、車載ジャッキを使った簡易な作業を行うための解説で、フロアジャッキを使ったジャッキアップの解説はありません。

ジャッキはどこにかけても良い訳ではなく、ジャッキアップポイントと呼ばれるジャッキアップ可能な場所が存在します。
本格的なメンテナンスを行う場合はその場所を知る必要があります。

むやみやたらにジャッキをかけると車のフレームを曲げてしまい、修復不能に陥ってしまいます。


車両メンテナンスの中には、車の下に入って作業する場合もあります。
そのためにはジャッキで車を持ち上げる必要があります。

車載ジャッキは、パンクなどの緊急時に一時的に車を持ち上げるために装備されているもので、車の下に入って作業するためのものではありません。
これは、フロアジャッキ等、どのジャッキにも言えることで、車の下に入ることは非常に危険な行為であることを認識するべきです。

ジャッキで車を持ち上げる時は、水平なアスファルトやコンクリートの上で必ずジャッキスタンドなどで車を支えます。

フロントのジャッキアップ

プレオの前方のジャッキアップポイントは、エンジン直下のセンターメンバーになります。
メンバー中央にブラケット…いわゆるエンジンマウントの類だと思いますが…その少し前方です。

ここまで奥になると車載のパンタグラフジャッキで持ち上げるのは無理です。
フロアジャッキで持ち上げます。

大橋産業 BAL フロアジャッキ 2トン

で、このセンターメンバーですが、取り外し可能な部品で、こんなところにジャッキかけて大丈夫?…と毎回怯えながらジャッキをかけています。
ただ、プレオの下に潜ってみると、サイドシルのジャッキアップポイント以外はどこにジャッキをかけてもヤバそうに見えます。


タイヤを外す作業を行う時は、車を持ち上げる前にフロントタイヤのホイールナットを緩めておくことを忘れずに。
タイヤが持ち上がった状態では、ギアを入れていてもタイヤは空転します。

センターメンバーの指定位置にジャッキをかけ、車を持ち上げます。

そのままジャッキスタンドをサイドシルのジャッキアップポイント両側に入れ、フロアジャッキを下げると、ジャッキアップポイントを破損してしまいます。

サイドシルのジャッキアップポイント形状は、細い鉄板が車載のパンタグラフジャッキの溝にハマるようになっていて、そのままジャッキスタンドをかけると鉄板が潰れてしまいます。

また、段差を乗り上げる時にサイドシルをぶつけて曲げてしまった場合は、ジャッキアップする時にジャッキスタンドがうまく入らなくなっていたり、強度が弱くなってしまっていることもあります。

と言う訳で、ジャッキスタンドをかける時は、別途ラバークッションが必要です。

ジャッキスタンド用 ラバークッション EK-70(2個)

私は自作していて、ホームセンターで購入した当たり止めゴムをサイドシルの形状に合うようにカットして、ジャッキスタンドの土台にしています。

折りたたみ式 ジャッキスタンド 2t 2個セット

ジャッキスタンドは、サイドシル以外の場所には掛けられそうに無いです。

リアのジャッキアップ

車後方のジャッキアップポイントは、2WDはリアクロスメンバー中央部、4WDはリアデフ中央部になります。
後方から見てマフラーの奥、パイプのそばになります。(画像は2WD)

クロスメンバー中央にジャッキをかけて持ち上げますが、車載ジャッキのようなパンタグラフジャッキを使おうとすると車の下に入った状態でジャッキアップすることになります。
万が一、ジャッキが外れると、車体が頭を直撃して危険なのでフロアジャッキを使います。

リアクロスメンバー中央部以外にジャッキアップポイントは無いようなので、サイドシルのジャッキアップポイントにジャッキスタンドをかけることになります。


プレオの場合、前後共にジャッキスタンドは、サイドシルのジャッキアップポイントしか掛ける場所は無さそうです。

プレオ整備記録

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