軽自動車DIY整備記録

現在使用しているスバルGF-RA1プレオ、かつての愛車ミツビシH42ミニカの整備記録と日常DIY生活の紹介です。

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ミッションオイル交換

エンジンオイルと要領は同じ

ミッションオイルは、トランスミッション、トランスファー、デファレンシャル内にあるギアの潤滑および冷却のために充填されるオイルで、ギアオイルとも呼ばれます。
マニュアル車用のマニュアルトランスミッションフルード(MTF)と、オートマ車用のオートマチック・トランスミッション・フルード(ATF)に大別されます。

ミッションオイルには、SAE規格とGL規格の2種類の規格があります。

SAE規格はオイルの粘度表記に用いられる規格で、75w-90等で表記され、数値が高いほど粘性が大きくなります。

GL規格はオイルの極圧性に用いられる規格で、GL1からGL5の5段階で表記されますが、特殊な規格としてGL6も存在します。
数値が高いほど極圧性が大きくなり、硫黄などの添加剤の含有率が高くなりますが、銅・真鍮などの部品を侵食するため、使用するミッションオイルのGL規格には特に注意が必要です。

いずれにせよ、各メーカーが推奨する規格のミッションオイルを使用することが基本になります。

ミッションオイル交換は、エンジンオイル交換と同じ要領で交換できますが、オイルの排出口と注入口が作業しずらい場所にあるため、エンジンオイル交換より少しだけ難易度が高くなります。

ここではマニュアル車のミッションオイル交換について解説していきます。

ミッションオイルを抜く

ミッションオイルのドレンボルトは左ドライブシャフトすぐ下にあります。
タイヤが邪魔で作業できないので、ジャッキアップしてタイヤを外します。
ジャッキアップの詳細はプレオジャッキアップ参照。

エンジン下に潜ってミッションケースを見上げてみると、ドライブシャフトの下にドレンボルト、右側にはミッションオイルを入れるためのフィラーボルトが見えます。
ミッションケースのミッションオイル・ドレンボルトとフィラーボルト

ドレンボルトを外してミッションオイルを抜き取りますが、先にフィラーボルトを緩めておいて、オイルを注入できることを確認しておきます。

狭い場所での作業になるので、ボルト外しには長いスピンナーハンドルが欠かせません。

PWT 1/2インチ スピンナーハンドル 505mm

フィラーボルトを緩めた後、ドレンボルトを緩めて外します。
要領はエンジンオイル交換と同じで、下から古いオイルを抜いて上から新しいオイルを入れるだけです。
ドレンボルトを外してミッションオイルを抜く

エンジンオイル同様、ボルトが外れた瞬間にミッションオイルが勢い良く出て来るので、下でオイルを受けます。
出て来るオイルの量は2リットルくらいです。真横に流れ出してくるので飛散させないように注意。
全てのオイルが排出されるまで暫く放置しておきます。
抜いた古いミッションオイル

ドレンボルトには磁石が付いていて、オイル内の鉄粉がびっしり付着しています。
ボルトのオイルを拭き取ったあとに残った鉄粉は、マイナスドライバーを近づけてドライバー側に付着させて除去します。

ドレンボルト、フィラーボルトには、それぞれオイル漏れ防止のためのガスケットが取り付けられています。
どちらも同じもので、ガスケットの純正品番は803920010。

M/Tオイル ドレーンボルトガスケット

ノギスで測ってみると、内径20.2ミリ、外径25.8ミリでした。
ガスケットが古くなっているとオイル漏れの原因になるので、新品に交換した方が無難です。
ミッションオイルのドレンボルトにガスケットを取り付ける

ドレンボルトを取り付けます。
これからミッションオイルを注入するので、上側のフィラーボルトは外しておきます。
ドレンボルトを取り付けフィラーボルトを外す

ミッションオイルの注入

ミッションオイルは、ミッションケース横から注入することになります。
ホームセンターで販売しているホースと漏斗でミッションオイルを入れていきます。
ミッションオイル給油用のホースと漏斗

エンジンルーム内の奥を覗き込むと、フィラー口が確認できます。
フィラー口にホースを突っ込んで漏斗をセットします。
ホースをミッションケースのフィラー口の挿し込む

エンジンルームから給油できない場合は、車の下に潜って横から専用ツールを使って給油することになります。

AP オイルサクションガン

下側からの給油になると、狭い場所での作業になります。
長いホースを取り回す等して、なるべくエンジンルーム側から給油したいものです。

我がプレオに推奨されているミッションオイルは、粘度75W-80で極圧性がGL-4。
交換するミッションオイルですが、純正品を使いました。

ミッションオイルはエンジンオイルよりも価格が高く、安いものは量販店では入手できません。
通販でよく目にするミッションオイルはGL-5のものが多く、指定オイルと同一かつ安価なのモノを探すとこれのみになります。
フォークリフト用とありましたが、車にも使用している人も多いようです。

TOYOTA(トヨタ)/純正 ハイポイドギヤオイルW GL-4 75W-80 4L

スバル純正のミッションオイルは4リットルなどの少量での販売はされていません。
20リットルのペール缶ならば、1リットル当たりの価格が1000円を余裕で切るので、思い切って購入しました。

スバル ギヤオイル・エクストラ(75W-80) 20Lペール缶

商品ページには「当社発送時には漏れ等確認しておりますが、配送中に多少漏れ・ヘコみが生じる場合がありますのでご了承ください。」とありましたが、届いた商品には特にヘコミも無く、配送業者が梱包前にチェックしたシールも貼られていて問題ありませんでした。
スバル ミッションオイル 75W-80 ペール缶

2リットル容器に移し替えて漏斗に注いで注入していきます。
ミッションオイルはエンジンオイルよりも粘度が高く、入れ難いとよく言われていますが、個人的にはエンジンオイルの注入の時と変わらないと思います。
ミッションオイルを入れる

フィラー口からミッションオイルが溢れてきたら規定量になります。
溢れたオイルは廃棄することになります。出来るだけ無駄になるオイルを少なくするため、最後は少しずつ入れていきました。
ミッションオイル 規定量入るとオイルがあふれる

フィラーボルト取り付け

フィラー口から溢れてくるミッションオイルが止まったら、ガスケットを取り付けたフィラーボルトを取り付けます。
フィラーボルトを取り付けてミッションオイル交換は終了です。
フィラーボルトを取り付ける

排出したミッションオイルは、いつもの通り鉄粉だらけ。
スバル純正のミッションオイルは、今まで使ってきた同じGL-4規格のミッションオイルと違って、硫黄臭が少なくなっていました。
それは別に構わないのですが、ミッションオイルが漏れを起こした時に匂いで気付きにくくなることが心配になりました。
オイル交換後のシフトチェンジのフィーリングも相変わらずで、いつも通り問題ナシでした。
汚れた古いミッションオイル

プレオ整備記録

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