軽自動車DIY整備記録

現在使用しているスバルGF-RA1プレオ、かつての愛車ミツビシH42ミニカの整備記録と日常DIY生活の紹介です。

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プレオ GF-RA1 リアスピーカー取り付け

リアドアにもスピーカーを…

入手したプレオには、フロントスピーカーは装備されていましたが、リアにはスピーカーがありませんでした。
前に乗っていたミニカバンはスピーカー付きのラジオのみで、フロントスピーカーさえ付いていなかったので、まだマシなんですが…。

フロントスピーカーを交換したのですが、前方のみからの音にストレスを感じてしまい、全方向から聴こえる音を求め、リアスピーカーも新規購入して取り付けることにしました。

リアドア トリム外し

リアスピーカーはドアにマウントするようになっているので、リアドアのトリムを外します。

窓枠のピラーカバーとトリムを固定している2本のビスを外します。
ピラーカバーは下から外していくと破損させにくいです。

トリム内側は10個のクリップで留められています。
トリム下側とドアとの隙間に細いドライバーを挿し入れて少しずつ広げていくと「パコッ」と外れるので、そのまま上に向かって外していきます。
プレオ GF-RA1 トリム外し

トリムには、ドアノブのインナーハンドルケーブルとパワーウィンドゥスイッチの配線があるので、ドアノブをトリムから外し、パワーウィンドゥスイッチの配線コネクターのロックを解除して外します。
プレオ GF-RA1 インナーハンドルとパワーウィンドゥスイッチの取り外し

リアスピーカーの配線取り出し

リアドアのスピーカー取り付け部は、防水シートが貼り付けられていて、このままでは取り付け出来ないのでカッターで切ります。

リアスピーカーの配線コードは、パワーウィンドゥスイッチの配線の束と一緒にテープで留められています。

見えにくい場所にあったので、配線が来ていないのかと思って焦りました。

使われているコードは、普通の配線用の細いモノでした。
スピーカーコードで配線し直したいのですが、パワーウィンドゥスイッチの配線と一緒にリアドアとボディを繋いでいるグロメットに通す必要があり、新たに配線し直すのは見送りました。
リアスピーカー コネクターの取り出し

ブラケットの自作

リアドアのスピーカー取り付け穴は、純正フロントスピーカーがピッタリ収まる大きさ。
つまり、リアスピーカーの取り付けサイズは10cmになります。

さらに、その外側に取付穴があるので、別途、スピーカーを固定するためのブラケットが必要になります。

で、このブラケットですが、純正品ではリアスピーカーAssyになっていて、ブラケット単品での入手が出来るかどうかは不明です。

ということで、自作することになります。

厄介なのが、3点ある取り付け穴が、通常正三角形になっていそうなものですが、底辺約13cm、残り2辺が約11.5cmの二等辺三角形になっています。
おまけに、スピーカー取り付け穴はドア底部に近過ぎて、完全な円形で取り付けることは出来ません。

ダンボールで型紙をとって採寸し、ホームセンターでMDF材を購入。その足でDIYコーナーへ行き、切断・穴あけ加工をして自作しました。
プレオ GF-RA1 自作ブラケット

取り付けるスピーカーは、取り付け径が10cmスピーカーと同じなので、フロントスピーカー同様にモデルチェンジしたケンウッドの12cmのモノにしました。

ケンウッド KFC-RS124 12cmカスタムフィット スピーカー

自作したブラケットに、ボルトでスピーカーを取り付けます。
スピーカーを取り付けた自作ブラケット

スピーカー取り付け

リアドアには、ブラケット取り付け用の四角い穴が3か所あるだけです。
本来ならば、ここにスクリューグロメット(純正品番:84985B)をセットしてスピーカーを取り付けますが、私はいつも使用していません。


ドアの裏側からボルトを通してなるべく動かさないよいうにします。
防水シートにボルト径より小さな穴をあけ、そこにボルトを通すことで、ある程度ボルトを固定できます。

スピーカーに付属しているコードで、スピーカーを車両側のコネクターに接続し、スピーカー側の配線をしておきます。

今回は、別途所有していたスピーカー交換ハーネスを使いましたが、持っていなければ交換ハーネスを購入するか、車両側のコネクターを切断して配線することになります。

エーモン 2073 スピーカー変換ハーネス トヨタ・スバル車汎用

車両側のコネクター形状を見るとT型だったので、エーモンから販売されている汎用2極カプラーと合わせてみるとピッタリ合いました。これは自作出来ます。
エーモン工業 M282 カプラー2極

そのままボルトに触れないように静かにブラケットをはめ込んで、ボルトのネジ部分を掴んだままナットを取付けます。

ナットが掛かれば後は楽勝です。
ナットを手前に引っ張りながら締めていけばボルトが空回りすることはありません。

ブラケットをはめ込む時に、ボルトが後ろに落ちてしまう場合は、思い切ってボルトを瞬間接着剤で仮止めして固定する手もあると思います。

ドアトリムを元通り取り付けてスピーカー取り付け作業は終了です。

インナーハンドルの取り付けと、パワーウィンドゥスイッチのコネクターを接続していると、気付かないうちに防水シートが剥がれてくるので、トリムをはめ込む時に確認します。

カプラーが合わない…

リアスピーカーの配線は、運転席の下までは来ています。

ヒューズボックス裏横にある4極カプラーで、緑色2本(リアスピーカー右側)と水色2本(リアスピーカー左側)の計4本のケーブルに繋がれていて、青色のテープでまとめられています。
周辺には、繋がれていないカプラーが何個かあるので、間違えないように注意します。
リアスピーカー取り付けハーネス

ただ、このカプラー…。

リアスピーカー取り付けハーネス( 純正品番:H6347KE501)を取り付けるための専用カプラーになっていて、ハーネスが無いとオーディオまでの配線が出来ません。

このハーネスが2000円くらいするので、購入する気もまったく無し。

ただ単に、リアスピーカーの配線を取り出すためのハーネスなので、市販されているカプラーでもハウジング形状が合えば自作出来ます。
が、今まで同じ問題に何度も直面しましたが、合うカプラーを探し出せたことがありません。
リアスピーカー取り付けハーネス用のコネクター

カプラーに刻印されていメーカー名や製造番号、手掛かりが無ければ写真を撮って業者にメールを送ってみれば、探し出して貰えるかもしれません。

株式会社配線コム 楽天市場店

スピーカー取り付けハーネスの自作

代替品のカプラーが見つからない場合、コードを切断してキボシ端子を付けるのが一般的ですが、場所が狭く加工作業が困難であるのと、破壊すると後々面倒なことになり得るので、元に戻せるようにカプラーから端子を抜きました。

カプラーからの端子抜きですが、市販の精密ドライバーより一回り小さなドライバーでも、カプラーの隙間に入りにくかったです。
専用のカプラーピン抜きツールを使った方が楽だと思います。

AP ターミナルツール 5本組

ハーネスコネクターから端子を抜き取る

カプラーの端子を全て抜いたらひと段落。
次に、コネクターからオーディオまでのスピーカーケーブルを左右2セット製作します。

本来は専用のスピーカーケーブルを使用するべきですが、リアスピーカーからハーネス取り付けカプラーまでは配線してあったものをそのまま使用するので、ここだけスピーカーケーブルにするのは?と思い、汎用コードを使うことにしました。

配線をやり直すならば、スピーカーケーブルを使う価値は十分あります。

エーモン 1190 スピーカーコード

1mの長さにカットしたコードの両側に圧着端子を取り付けます。

コネクター側には110型のカプラー端子オスを、オーディオ側にはオーディオカプラーから出ているリアスピーカーの+-端子に合わせてキボシ端子それぞれオス・メスを取り付けます。

エーモン AMON ギボシ端子セット 1151

エーモン カプラー用端子セット 110型 1129

ショート防止のため、ジャンク品のカプラーから取っておいた絶縁スリーブを取り付け、絶縁しました。
スピーカー取り付けハーネスの製作

もう1組同じものを作って1本にまとめて自作ハーネスとするため、配線時に混乱しないように、左右それぞれのコードに色のついたタグ(画像のピンクと緑)を取り付けました。
ここは、コードの色を変えれば済む問題なのですが…。
自作スピーカー取り付けハーネス

オーディオへの配線

自作ハーネスを車両側のカプラーから抜いた端子に接続します。

4本の端子のうち、緑色のコードが右スピーカー、水色のコードが左スピーカー。それぞれ黒いラインが入っている方がマイナス極になります。
コードは結束バンドでまとめ、足元に落ちてこないようにステーに結束バンドで固定しました。
自作スピーカー取り付けハーネスの接続


カプラーのメスピンを抜かない状態のまま、自作したハーネスをカプラーに直に挿し、絶縁テープでグルグル巻きにしても良かったのですが、端子同士が近く、ショートが怖かったので、今回はこれでいきます。


自作ハーネスをセンターコンソールまで引き回し、カーオーディオのリアスピーカー端子に接続。
オーディオをセットして音出しを確かめ、外した部品を取付けて作業終了です。

たかが、スピーカー取り付け作業のくせに、わざわざホームセンターまで出向いてブラケットを自作したので作業に数日かかりました。

プレオ整備記録

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