プレオ GF-RA1 スタビライザーリンク交換
定期交換部品
スタビライザーリンクは、車の横揺れを防ぐために取り付けられているスタビライザーとサスペンションとを繋いでいるロッドです。
長期間の使用によって、ゴムパーツやジョイント部が劣化すると交換が必要になります。
スタビライザーはミニカには装備されていませんでした。
初めて見た時は見慣れぬ部品に「何だ、これ?」と思いました。
段差を乗り越える時に異音がしたり、信号待ちでブレーキペダルを踏んだ状態で前方から「ガタガタガタガタッ」と振動がするので、車の下を覗いてみると、スタビライザーリンクのブーツは破れていませんでしたがグリスが漏れ出しているのが確認できました。
ブーツが緩くなって隙間からグリスが漏れていて、当面は運転に支障ないようですが、車検でグリス漏れは検査対象になるはずなので、新品に交換することにしました。
問題があるのはブーツなので、てっきりブーツ交換だけで済むものだと思いましたが、ブーツだけの設定は無く、スタビライザーリンク丸ごとのAssy交換になります。
スタビライザーリンク取り外し
スタビライザーリンクは、両方のサスペンションにかかる荷重をフリーにしないと外せません。
両方のタイヤをジャッキアップしておきます。
スタビライザーリンクを固定している14ミリナットを外そうとしても、ジョイント部分のボルトは空回りします。
反対側に金具がボルトに溶接されていて、14ミリのスパナで金具を固定することでナットを外すことが出来ます。
スタビライザー側のナットは金具を固定しなくても外すことが出来ましたが、サスペンション側のナットはボルトが錆びていて、金具を固定しないと空回りしてしまい、外すことが出来ませんでした。
取り外しは簡単です。
スタビライザー付きの車は悪路走行では乗り心地が悪くなるので、必ずしも必要な部品ではありませんが、装備されている以上、車検時に指摘されたくないので取り付けておきます。
スタビライザーリンク取り付け
スタビライザーリンクの品番と値段を確認するためにディーラーに電話して尋ねてみると、1個6000円強とのこと。
ネットでの検索では1個3000円程度のはず。電話で応対した人が2個分と間違えたのでは?と思いましたが、本当ならば高すぎます。
純正品番:20420-KE000 リンクAssy、フロントスタビライザー
と言う訳で、交換するスタビライザーリンクは価格の安い社外品にします。
プレオ RA1 RA2 RV1 RV2 GMBスタビライザーリンク
プレオ RA1 RA2 RV1 RV2 スタビライザーリンク 三恵工業 555
スタビライザーリンク 左右セット 適合車種:プレオ RA1,RA2,RV1,RV2
社外品は何種類かあり、どれも信頼性のある商品だと思いますが、ミニカのウォーターポンプでも使用したことのあるGMB製の左右セットにしました。
左右セットと言っても、どちらも左右共通の同じもので単品購入よりも安くなっています。
プレオ RA1 RA2 RV1 RV2 GMBスタビライザーリンク 左右2本セット
車検証に記載されている各番号をメールして適合確認してもらえるので安心して注文できます。
届いた商品は、当然サイズは同じですが、取り付け部の仕様が少し異なっていました。
純正品のように取り付け・取り外し時のボルトを固定するための金具は付いておらず、六角レンチを挿し込む穴が開いていて、これでボルトを固定するようになっています。
それよりも旧品と比べて、ジョイントの可動部分の動きが硬く、ブーツのゴムもしっかりとボルトに密着していました。
旧品は消耗のためか緩くなっていたので、これがグリス漏れの原因だと思われます。
スタビライザーリンクを取り付け、商品に付属していたボルトを仮付けします。
構造上、締め付けは通常のラチェットレンチが使えません。
メガネレンチをセットして、ボルト穴に六角レンチを挿し込み、ナットを締め込んでいきます。
純正品よりも、六角レンチを使った社外品の方が、取り付けが楽でした。
交換後は、足回りのガタガタ音が無くなりました。
整備記録簿を見ても交換した記録がないので、約12万キロでの初交換になると思います。
フロント足回りからギコギコ異音が鳴り始めたら要チェックです。
グリス漏れが無くても、ジョイント部分がグラグラしていたら要交換だと思います。