軽自動車DIY整備記録

現在使用しているスバルGF-RA1プレオ、かつての愛車ミツビシH42ミニカの整備記録と日常DIY生活の紹介です。

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補機ベルト(Vベルト)交換

切れたら走行不能

補機ベルトはVベルトともファンベルトとも呼ばれ、エンジンの回転を利用してオルタネーター(発電機)、パワステポンプ、エアコン・コンプレッサーを駆動させるためのゴム製のベルトです。

エンジンが掛かっている時は常に駆動しているため、ゴムが徐々に摩耗していき、使用限界を超えてしまうと滑ったり、切れてしまったりします。
ベルトが切れてしまうと走行不能に陥ってしまうため、定期的なメンテナンスと必要に応じて交換する必要があります。


補機ベルトが切れた場合に起きるトラブルは以下の通り。

以上のように、事故につながるトラブルを起こしかねないため、ベルトが切れる前に交換することが必須です。

パワステベルト取り外し

NA(自然吸気)プレオの補機ベルトはパワステポンプを回しているパワステベルト、オルタネーターとエアコンを回しているエアコンベルトの2本あります。

作業の邪魔になるため、エアクリーナーボックスを外します。
ジャッキアップした方が、後に行うベルトのテンション調整がしやすくなります。
タイヤの取り外し、バンパーの取り外しは必要はありません。

緩めるテンショナープーリーには、パワステベルト用とエアコンベルト用の2つのテンショナープーリーがあります。
最初に、パワステベルトのテンショナープーリーを固定している12ミリのロックナットを緩めます。
プレオ パワステベルトのテンショナープーリーを固定しているボルトを緩める

テンショナーブラケット横にある10ミリボルトを回してテンショナープーリーを移動させ、パワステベルトに掛かっているテンションを緩めていきます。
プレオ テンショナープーリーの移動

ベルトにテンションが掛からなくなったらベルトを取り外します。
ベルトを取り外す前に、各プーリーにどのように掛かっていたか確認して覚えておきます。
プレオ パワステベルトの取り外し

エアコンベルト取り外し

エアコンベルトのテンショナープーリーはテンショナーブラケット裏にあるため、目視で確認できません。
ブラケット裏にあるエアコンベルト・テンショナープーリーを固定している12ミリロックナットを緩めます。
プレオ ファンベルトのテンショナープーリーを固定しているボルトを緩める

テンショナープーリー前方にある10ミリボルトを緩めるとプーリーが左側に移動していき、エアコンベルトに掛かっているテンションが緩んでいきます。
プレオ ファンベルトのテンショナープーリーを移動させる

エアコンベルト用のテンショナープーリーを移動させるボルトはブラケット前方にあります。
場所を確認しづらいのと、狭いため延長ソケットが必要です。
プーリーを移動させる前に最初に固定されていた位置に印を付けておくと、新しく交換するベルトのテンション調整位置の参考になります。
プレオ テンショナーブラケット テンショナープーリーの移動

テンショナーブラケットを固定しているボルト3本を外していきます。
3本のうち、1本は長さが異なるので取り付け時に注意が必要です。
また、前方のボルトはラッチェットレンチが入らないのでメガネレンチを使って外しました。

テンショナーブラケットを取り外します。
エアコンベルトのテンション調整だけならば取り外す必要はありませんが、ベルトを取り外すにはテンショナーブラケットを取り外す必要があります。
プレオ テンショナーブラケットの取り外し

ブラケットを外せばベルトが残っているので外します。
これで、パワステベルトとエアコンベルトを取り外すことができました。
プレオ ファンベルトの取り外し

エアコンベルト取り付け

交換作業の面倒さから2本とも同時交換します。
ここではエンジン型式がEN07SのVベルト交換について解説しています。
同じEN07型エンジンでも、マイルドチャージ等の仕様の違いでVベルトの純正品番は異なります。

パワステベルトの純正品番は809214380。
BANDO(バンドー) リブエース ファンベルト Vベルト 4PK1090

エアコンベルトの純正品番は809214430。
BANDO(バンドー) リブエース ファンベルト Vベルト 4PK900

エンジン型式によってベルトの長さが異なるので適合確認は必須です。
セット販売の場合は、適合確認してくれるショップで購入した方が安全です。
バンドー/BANDO 補機ベルトセット 4PK900/4PK1090 プレオ RA1 RA2

どちらも、いつも使っているバンドー化学のベルトにしました。
交換する補機ベルト

取り外した順に各部品を取り付けていきます。
新しいエアコンベルトを、クランクプーリーとエアコンコンプレッサプーリーに正しく掛け、最後にテンショナープーリーに掛けてブラケットを取り付けます。
この時、各プーリーの溝にベルトが正しく掛かっていないとベルト切れの原因になります。
プレオ ファンベルト取り付け

各テンショナープーリーが滑らかに回転することを確認しておきます。
異音がするようならば、新品に交換することになります。

パワステベルトのテンショナープーリーの純正品番は34243KC060。
補機用 アイドルプーリー AT-T025 NSK(日本精工)

エアコンベルトのテンショナープーリーの純正品番は22811KA002ですが、末尾番号001から004まで使用できるようです。
補機用 アイドルプーリー AT-T023 NSK(日本精工)

年式、エンジン型式の違いで異なる品番が数種類あります。

ブラケット前方のボルトを回して、テンショナープーリーを移動させながら、エアコンベルトにテンションを掛けていきます。
プレオ ファンベルトを張る

エンジン下に潜ってベルトを押し、適度なテンションかかかるようにテンショナーの位置を調整します。
10kgfの力でベルトを押した時のたわみ量基準値が新品で3~3.5mm・継続使用品で4~5mm(NA・MSC共通)です。
10kgfの力は、人差し指で思いっきり押した時の力と同じくらいです。
古いベルトを外す前にベルトを押して、テンションの掛かり具合を覚えておくと良いと思います。
プレオ ファンベルト 張り調整

分からなければ、印を付けておいた位置まで戻して、しばらく様子を見る手もあります。

テンショナープーリーを適正な位置に調整出来たら、プーリーを固定するロックナットを締め付けます。
ほぼ、交換前のベルトの取り付け位置と同じでした。
ファンベルトのテンショナープーリーの固定

パワステベルト取り付け

外したパワステベルトを取り付けます。
クランクプーリー→アイドラプーリー→パワステポンププーリーの順に掛けていき、最後にテンショナープーリーに掛けます。
プーリーの溝に、ベルトが正確にハマっているかしっかり確認しておかないと、走行中にベルトが外れたり切れたりするので確認します。
パワステベルトの取り付け

ブラケット横のアジャスターボルトを時計回りに回してテンショナーを左に移動させ、ベルトにテンションをかけていきます。
プレオ パワステベルトを張る

エンジン下に潜ってベルトを押し、適度なテンションかかかるようにテンショナーの位置を調整します。
画像はバンパーを外しているのでエンジン前方から押していますが、エンジン下のアンダーカバーを外す必要があります。

10kgfの力でベルトを押した時のたわみ量基準値が新品で4.5~5mm・継続使用品で5~5.5mm(NAの場合)です。

ベルトの張りが強すぎると、プーリーのベアリングに過度の負荷がかかるので、ベルトを外す前に指で押してみて張り具合を覚えておくと良いと思います。
プレオ パワステベルト 張り調整

ベルトに適切なテンションがかかれば、プーリーのロックナットを締め付けます。
エアクリーナーボックスを元に戻して作業終了です。
パワステベルトのテンショナープーリーの固定

しばらく走行してみて、ベルトから「キュルキュル」と音がするようならば、ベルトの張りが弱いので再調整します。

ベルト交換を修理工場に依頼すれば、1万円前後の費用がかかります。
少し煩雑な作業になりますが、自分で交換すれば部品代だけで済みます。

プレオ整備記録

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