網戸の修理と張り替え
網戸を張り替えようと思い、窓から枠を外すと、戸車が破損していました。
わが家の網戸は、今は無き「日鐵サッシ」製。
網戸の製造品番を検索してみても、戸車の交換部品どころか網戸自体の情報が全くありません。
何とか代替部品を探して取り付け、網戸の張り替えも行いました。
戸車の交換
昭和時代の網戸サッシの戸車は、現在のようなレール内に挿入するタイプではなく、プラスチックのモノを外側からネジ止めするタイプなので、経年劣化によってボロボロになっていました。
アルミサッシも長年の風雨に晒され、所々腐食していて要交換状態なのですが、全ての網戸を新品に交換する気にもならないので、戸車のみの交換にとどめることにしました。
部品交換と言っても、日鐵サッシは現在LIXILになっているようで、大昔に造っていた網戸サッシの戸車はおろか、代替品も入手できないようです。
オリジナルの戸車は、ネジ2点止めで車輪径が16mmになっていました。
同じものが無くても、せめてこれに近いサイズの戸車がないか調べてみましたが、残念ながら探し出せませんでした。
結局、同じタイプのものを探すことを諦め、取り付けてもサッシが外れることが無く、可動すれば良いものを探しました。
車輪部分が、サッシのレール部分をはみ出さなければ網戸が外れることはないと考え、車輪径が小さく、取り付け幅がレール部分より小さい戸車を探していると、ネジ1点止めでしたがピッタリのモノが見つかりました。
しかも、取り付け幅がレール部分とぴったり同じで、ネジ1点で留めても部品がガタガタ動いてしまう心配はありません。
実際に取り付けてみると、角の部分に隙間が出来てしまいますが…。
100均で売っている「すきまテープ」を切って貼り付けてネジ止めして対応しました。
風雨に晒されることを考えると、何年も持ちこたえるとは思いませんが、次に交換する時にはプラスチック板を加工して貼り付けようかと思います。
取り敢えず、きちんとレールから外れることなく嵌ってくれて、スムーズに窓を開け閉めできるので良しとしました。
代替品で対応する時は、窓に嵌った状態の戸車の位置を確認することが大切です。
網戸張り替え
網戸の張り替えは、張り替えグッズがホームセンターどころか100均ショップでも売っているほど、DIYで行うのが当たり前の作業で、思っているよりも簡単に交換できます。
用意する物は、替え網、止めゴム、止ゴム用のローラー、カッターまたはハサミです。
ただ、100均で売っている替え網では、画像のような窓枠2つ分の大きさしかないので、家中の網戸を交換するには1つでは足りません。
古い窓枠の止めゴムを外していきます。
止めゴムも同時交換部品です。ゴムの大きさには各種あり、作業する前に止めゴムの幅を確認しておきます。
100均で売っている止めゴムの幅は3.5mmと4.5mmの2種類がありましたが、わが家はもう一回り太い5.5mmのもので、危うくムダな買い物をするところでした。
替え網は丸まってクセがついているので、洗濯バサミで挟んで固定します。
上から止めゴムを嵌め込んでいくと、替え網がひっぱられるので、外側に5センチくらい余分に張っておきます。
止めゴムを溝に嵌め込んでいきますが、どこから始めても構わないと思います。
ローラーが無くても何とかなるとは思いますが、ローラーを使った方が作業をスムーズに行えると思います。
使用した止めゴムの幅は5.5mmのものでしたが、100均で売っているローラーで嵌め込むことが出来ました。
1周回って元の位置に戻ったところで、ゴムをカットしてピッタリ嵌め込みます。
取り付けた替え網が、たるんでいたり、斜めになっていた時は、止めゴムを引き出し、窓枠の外側から網を引っ張って調整します。
ほんの少しの調整のつもりが、全部外してやり直しになってしまいかねないことになるので、少々のズレ程度は見逃すことにしています。
替え網のたるみや等を修正し終えたら、余った部分をカッターで切って行きます。
網のひげが残った時は、ハサミ切り落とします。
カッターを使用して窓枠が傷つくのが嫌ならば、ハサミで丁寧に切って行くか、専用のカッターを使うことになります。
張り替えた網戸を元に戻して終了です。
同様の作業を、家にある網戸の数だけ行うので時間はかかりますが、新しくなった網戸を見るたびに気分が良くなリます。
破れるまで中々触れることのない網戸ですが、おかげでサッシのレール部分の掃除もできました。